霜凍り 相棒から広島への転勤を知らされたのは、白浜の旅より二日後の事。
やっと慣れ親しんで来た奈良のまち。
暫くは溜息しか出ない日々を送った後、変わらぬ現実に戻り、早速広島へ住処探しに。

幼い頃、家族旅行で訪れたらしい広島。
二歳児の記憶には新幹線からの風景しかなく、初めて訪れるのと変わらない(苦笑)
この地の友人と会ったのも駅ホームだったりと、余り縁の無かった土地。

出発当日は車の硝子に霜が凍り付く程の寒さ。
震えつつ車に乗り込み、いざ出発!

空は晴天で、最高のドライブ日和。早い時間に出発したのもあり、思っていたより早く到着。
(...もしかするとかなり飛ばしていたんでないかぃ?相棒よ...^^;;)

初めに赴いたのは、東広島の西条。
ベッドタウンとして新興住宅街となりつつあるらしく、其処此処で建設ラッシュ中。
酒蔵のまちとして有名で、年に一度の酒祭は酔っ払いで溢れかえるのだそう(笑)
酒呑みには何とも魅力的な所だ^^

幾つかの物件に案内して貰いつつお国事情なぞを聞いた後、宿泊先のある広島市内へ移動。
チェックイン後、多少時間にゆとりがあったのでそのまま駅前の不動産屋へ。
「おぉ〜、これが広島の路面電車か〜♪」ときょろきょろしながら、市電で移動。
此処では物件図を幾つか見せて貰い、時間が遅いので翌日改めて案内して貰うことに。

今日できる事はやってしまったので、夕食の店探しがてら広島の街を宿までぶらぶら。
中心地は思っていたよりもずっと拓けていて、結構都会。
もっと静かな街を想像していたので、少々驚いた(失礼だなぁ、我乍ら^^;;)

大通りと細かな路地の混在する夜灯りの街を行き、【rendez-vous】という洒落た店を見付け入る。
嬉しい事に好きな麦酒:GUINESSがあり、幾品と共に早速注文♪
PUBレストランのような店なのか、向かいのカウンター席で団欒を楽しむ姿も。
仄明かりのやわらかな世界で、軽くほろ酔い気分^^ ...身も心も満足し店を出た。

宿からの移動途中、電車から少しだけ見えていた原爆ドーム。
雲も無く星の輝く冬の夜の静けさの中、浮かび上がる姿は少し淋しげ。
言葉も無く、ただただその前に佇み、見詰めていた。
月夜の街で 軒先金魚 rendez-vous rendez-vous 夜更け頃
コロ助似なアイツ^^ in a cup of art/机上の道化師 またね^^
つけ麺?Let's go ! その名は『KAPONE』 宿近くで小腹が空き、『広島つけ麺』の幟と店名に惹かれフラフラと立寄り。
ピリ辛の汁で頂くそれを「ヒィ辛〜!」と汗しながら平らげた。
酒の後の麺は何故か非常に旨い♪(笑)

その後、道路でごねる酔っ払いのおっちゃんに出くわし放ってもおけず、
お巡りさんに引渡すという珍事のおまけまで付いた夜だった。



←帰り際に見付けた看板。
 階下にあるらしく、「どんなお客人が来るのだろう?」と興味津々^^

翌朝、宿にて朝食を済ませ、待合せ場所へ市電で移動。
昨日と同じく、電車にウキウキしながら車窓からの風景をパチリ。
鉄チャンではないのだが、こういう乗り物がとても好きなのでつい燥いでしまう^^;;
(ゴトゴトと揺れを刻まれる感覚が心地良いのかもしれない...)
何ともノスタルジックな気持ちになり、暫くそれに浸っていた。

案内されたのは、昔からの町並み残る海田市。
峠の途中に建つ、裏手に雑木林の広がる山に囲まれた物件。
お散歩中だったのか、こちらの車を見掛けやって来た大家さん直々のご説明。
それは丁寧に色々とアピールされ...これが何とも微笑ましく、そのお人柄とこの物件がとても気に入り、
別件を幾つか案内されるも即決で「此処に住みたい!」と決めた。
平素であれば「そんなに悩まんでも・・・」と相棒が呆れる程考え込む方なので、これには驚いたらしい(苦笑)
。。。そんなこんなで手続きを済ませ、意気揚々と広島を後にした。

                          05.睦月 弐弐〜弐参日訪(師走 弐九日記)
路面電車♪ 煉瓦の路 停車場 煉瓦敷きにレールが走る。
「此処は日本だよな?」とふと思ってしまった(笑)
何とも情緒ある風景^^