島原・長崎:友を訪ねて〜06.弥生 弐弐日−弐参日
初めての航路 海上〜海と空 噴火跡地〜普賢岳 湧水の島
島原を訪れるのは何年振りだろう・・・。
今回は前回教えて貰った最短ルートを使い、大牟田・三池港からの船旅。
実家からだと高速バス→西鉄電車→バス→船と乗換えは多いが、思ったほど苦にはならない所要時間。
携帯電話を忘れて一度引き返した間抜けなトラブルを除けば、中々に快適な旅路。
折からの雨に見舞われはしたものの、海を渡っている間は晴れ間も覗き、短い船旅が一層楽しくなる。
行き交う船たちをぼんやりと眺め過ごす内に陸地が見えて来た。島原半島だ!^^
航路の方が便利なのだなぁと改めて感心しつつ、迎えに来て下さった学友の父上と合流。

この地を訪れた目的はふたつ。
若くして亡くなった学友の墓参りと、出産で里帰りしている学友に会うこと。
先ずは亡友の父上に連れられ、墓前に挨拶しに行く。
同じ九州でも足を運ぶにはやはりそれなりに時間が必要で、随分とご無沙汰してしまった。
近況報告なぞを済ませ、その後ご両親に普賢岳の噴火跡に連れて行って頂いた。
前回は荒地だった火砕流・土石流跡地は、植樹され命芽吹く森に生まれ変わりつつあり、一面に広がる
菜の花が春の訪れを告げていた。
噴火当時、京都で学校にあったTVで食い入る様に見詰めていた水無川の河口付近には、被災家屋を
そのまま残した公園のある道の駅ができ、後世に伝えて行く大切な場所として保存されていた。

・・・時間の経過と共に、生きて行く力強さのようなものを感じる一時を過ごした。
島原名物^^ 雨紋 ゆる灯り 小雨の降る日
夕刻、泊めて貰うもう一方の学友宅にお邪魔する。
早速、赤ちゃんとご対面☆ 生後三週間目の赤ちゃんは初めてで、ちとドキドキ。
ふにゃぁ。。。としていて触るのも怖いくらい。けども泣き声は吃驚するほど大きくて、力強い^^
可愛いなぁ♪ 少し抱かせて貰ったけれど、壊れそうで参った。...赤ちゃんには敵いませんて(笑)

雨の上がった夜、綺麗な星空を見上げながらご家族と共に夕食に出る。
名物の具雑煮とガンバ(河豚)寿司のセットを頂き、賑やかな歓談後、学友と足湯に浸かりに出掛けた
水の湧き出る島原は、水の音があちこちで心地良く響き、程好く空気が潤っていて気持ちが落ち着く。
「もちっと時間が有れば、のんびりと観光して回るっちゃけどねぇ」などと語りながら浸かり、二人して
茹蛸みたいに真っ赤な足になって戻った。

厚紙切符 乗換え駅 乗換証明 島原鉄道
翌日は長崎の友人に町案内を頼んでいた為、早々に出発する事に
していたのに、しっかり朝食までご馳走になって...ほんにお世話に
なりっ放し^^; (心よりお礼を。本当にありがとうございました!!)
学友が見送ってくれると言うので昨日とは打って変わった青空の下
お喋りをしながら最寄り駅まで歩く。...楽しかったな^^
「又、会おうね〜♪」と約束を交わし、電車に乗り込む。

ちょっと厚めの切符の手触りに懐かしさを感じ、思わずにっこり。
単線ならではの光景や流れる風景を楽しみ、ぽかぽか陽気と心地良い
揺れに軽く微睡む。 諫早で精算証明を貰い、JR線に乗換える。
こんなのも珍しくて、思わずパチリ♪(笑)
4/1から始まる“長崎さるく”デザインの列車に乗って長崎へと向う。
長崎行

佇む。 ペンギン椅子 思案中 お昼寝中・・・んぁ?
決め角度 ゆぁ〜ん 空色の世界
宣伝課長 光集めて
伸び〜る! 欄干ペンギン 大老 反転空
(自分用)土産いろいろ 11時半過ぎに長崎へ到着。訪れるのに際し、友人がくれた情報の中で是非行って
みたいと思っていた長崎ペンギン水族館へバスで移動。
こういう類いの場所に足を運ぶと丸一日居ても飽きない性質だから、最初から
予想はしていたのだが・・・やっぱり大半を此処で過ごすことになった(笑)

水の中を飛ぶように泳ぐペンギンの美しい姿に見惚れ、何度となくシャッターを切る。
陸上をよちよちと歩く姿も可愛いらしく、顔が緩む(笑) どのペンギンも魅力的^^
平日にも拘らずの賑わいの中、凝りもせずシャッターチャンスを狙っていると、横から
「ここからが(角度的に)良いよ?」と小さな子に教えられ、笑ってしまう一齣も。
ぽかぽかとした陽射しに其処此処で微睡む姿がとても長閑で、こちらまでふんわり
幸せな気持ちになった。そんな心地のまま、町中散策へ。

ことは 眼鏡橋水景 眼鏡橋 路面電車のある風景
アイスクリン売り 招福万来 長崎中華街 南蛮船
呼び込み 長崎チャンポン〜江山楼 獅子流し 紫陽花の町
こちらでも幾つか回りたい場所があったので、路面電車に揺られてぽてぽと移動。
何かと誘惑の多い賑わう商店街を抜け、眼鏡橋へ。
・・・二度訪れている筈なのだが、どうも記憶に乏しかったその姿を今度は確りと見る。
何故に眼鏡橋?とずっと不思議だったのだが、水に映る姿を見て納得。
その袂を歩く元気な修学旅行生たちを見て、観光地だなぁと改めて思った(笑)

ここから新地の中華街はすぐだと言うので、色んなものに惹かれながらフラフラと歩く。
当然の事乍ら、神戸や横浜の中華街とは趣きが異なる気がする。
神戸はギュッと詰まった感じで、横浜は余所行き顔な感じ。長崎のは南蛮渡来の文化と交じり合ってる
感じだろうか。開港時にそれぞれ関わった国と関係しているんだろうナ...なんて事をふと考える。

はてさて。「長崎に来たからには、やっぱりちゃんぽんを食べんとね!」と言う訳で友人お薦めのお店へ。
ボクは麦酒で喉を潤しつつ、頂く。
たっぷりの具だけど、あっさりとしたスープなので、ぺろりと平らげてしまった。
ん〜〜、おいしかった。大満足♪

...この時すでに16時を回っており、かなり遅めの昼食だった(汗)

祈りの丘絵本美術館 祈りの丘絵本美術館 ブレーメンの警備隊?(笑 祈りの丘絵本美術館
間に合うかな?と焦りつつ、祈りの丘絵本美術館へ。
煉瓦の壁に蔦の絡まった外観がノスタルジックな建物に靴を脱いで入館。
特別展示の絵本の挿絵展もゆっくりと楽しむことができた。
ちょっと面白いなと思ったのは、上階から下りる時に外階段を使う点。
外の景色も見ることでき、これは中々に楽しい計らい。
・・・じっくりと絵本を選ぶ時間が有れば、もっと嬉しかったのだが(苦笑)
絵葉書数枚と切手を買い、入口に居たちょっとはにかみ顔のテディを写して移動。

この後、グラバー亭へ足を運ぶも閉園時間だったので引き返す。
途中、さだまさしさんのお店を見付け、ちと驚く。
時間の関係で覘かなかったが、どんな品が並んでいるのか少々気になった(笑)
祈りの丘絵本美術館

さて、次はどうしようか?と話し歩いていると
猫を発見。餌場があるようで数匹の猫と擦れ違う。

そんな中、やたらと人懐こい雉猫と出会う。
挨拶し撫ぜていると、いつの間にか膝を占領し
和み始めた(笑)
「絶対に居心地の良い椅子か何かと思っとろ?」と
話しかけ、暫くそのままで居る事に。
こちらが動くとそれに合わせて体勢を変えるので
苦笑しつつもまったり。・・・やっぱり猫には弱い^^;
レーダー作動中 目標発見!
遊ぼうよ? とりあえず、陥落(笑 ねぇねぇ・・・ くんち神社の狛犬さん
長崎というのは犬も猫ものんびりとしている
土地柄なのだろうか・・・
雉猫とじゃれている間、散歩中の犬と多々擦れ
違ったのだが咆える風も無く、猫の方も逃げる
素振りも無しで、とても長閑な光景に「へぇ・・・」
と思ったほど。
何だか“ほっ”とする一齣だった。

。。。人ものんびりしているように思えたのは
気のせいだろうか?(友人に怒られるかな。笑)
あの...重たいンですけど・・・^^; 松翁軒・セヴィリアにて

日暮れ行く中、出島界隈に足を運んでみたのだが・・・さるく博に向けの改修だそうで、見れず(泣)
まぁ〜、仕方無いやねぇ〜と外堀だけ見て移動することにした。

・・・はてさて、デジカメのバッテリーが切れ、フラッシュ無しの一眼レフでは撮影が難しくなる頃、
長崎くんち出発点の諏訪神社に到着。もう少しで開きそうな桜の蕾を見上げつつ、階段を登る。
「狛犬見学ツアー」なるものがあるそうで非常に気になるが、今回は薄暗い社内をウロウロ。
鈴の音と共に現れた白っぽい猫を追いかけ行くと、点々と狛犬さんが居らした。
静かな夜気の中、ご挨拶をして夜景を臨める場所まで少しだけ移動。
すぐ下に小さな動物公園があるそうで、独特のにおいを嗅ぎつつ楽しむ(笑)
少々春霞でぼやけてはいたものの、歩き倒しの締め括りとしては中々のものだった♪

夜風で冷えた身体を温めにカステラの老舗・松翁軒の喫茶へと入り、珈琲とカステラを注文。
西洋風な造りの店内で柔らかい明かりの中、まったりとしたひとときを過ごす。
カステラを半分ずつ交換して食べたのだが、これがまたおいしくて、ほっこり♪
最後の最後までしあわせ〜な気持ちであった(笑)

帰りの切符 ・・・ほんとに、八時間なんてあっと言う間!
少々歩き足りない感は残ったものの、かなり集中して長崎を
堪能できたので満足♪
それもこれも案内してくれた友人のお陰。心から感謝多謝!!
今度はゆっくりと宿でも取って回ってみたい^^

次回も(都合が良ければ)よろしく!とお願いし、帰りのバスに
乗り込んだ。
(06.皐月記)