■雨の鎌倉珍道記A/一日目[弐] 〜 07.文月 壱参日
続いて地図の上では程近い場所に在りそうな
佐須稲荷神社へと向かう。

通り掛かった住宅街の一角にこんな看板。
招き猫の図柄に惹かれてよくよく見てみると
どうも花屋さんらしい。
店構えが可愛かったので、一枚パチリ!
こんな風にお洒落な家が鎌倉には多い。
しかし、何処も彼処も植物がえらく繁茂してる
なぁ・・・
ジャングルに看板 花屋の小道
本殿
一番奥のお社には沢山のお稲荷さん
がズラ〜リ!
・・・これはなかなかに壮観な眺め

参道 参道のお狐さん 羊歯の陰にて
足場の悪い参道の所々にも
お稲荷さんがいらした
・・・信仰の深さが窺える
参道のお狐さん 拝殿
紫陽花の道
羊歯に覆われ、雨に濡れ滑り易い石段と妙に艶かしい朱色に見える
鳥居の参道を慎重に上りつつ、様々な表情のお稲荷さんとご対面。
雨に打たれ息をしている様な姿に思わず固唾を呑みつつも
カメラを向ける。
怖いというより「雨の降る山中で何しとんの?」と声を掛けられて
いるようで・・・。

それにしても濃い緑の匂いが鼻を突いて、軽く咽る。
けれど不快では無く、何とも清々しいもの。
。。。こういう場所だと自然に背筋が伸びるね。
お稲荷さんたちにご挨拶しながら、やっと上の社まで行き着いて
ちょっと一息。
ほんに、何処も彼処もお稲荷さんだらけ!!
・・・様々な姿の沢山の彼らにボクは圧倒されっ放しだった。

目指す大仏さんまでは更に足場の悪い山道を行くしかない。
。。。もう此処まで来たら、どうにでもなれ!! と開き直り(笑)
ふっと深呼吸して一礼後、紫陽花の咲く方へと進んだ。
(実際は大した距離ではないと思う。天候に泣かされたなぁ・・・)
分岐点
・・・雨降る中、汗を掻きかき、羊歯を掻き分け山登り。
「何処に通じてるのだー!」と叫びつつ進み、漸く道標を発見。
左手に進むと大仏さんの方へ繋がっているらしい。
因みに右手は「大仏ハイキングコース」となっていた。
・・・晴れていれば、魅力的ではあるのだが(苦笑)

何はともあれ、表示に沿って歩くと山沿いの住宅街へ。
・・・此処まで来ると、流石に少々小腹が空いて来た。
道筋に見付けた喫茶店:Mrs.Pot HARADAさんへ誘われるように入店。
椅子に落ち着き、本日のタルトとパイのセットをそれぞれ注文。
Mrs.Pot HARADA Mrs.Pot HARADA 至福のひととき 窓辺
Mrs.Pot HARADA
待つ間、白壁と木目の家具で統一された落ち着きあるカントリー調の
店内をちょここっとカメラに収め、一人にこにこ^-^
...赤毛のアンの家みたいだ♪
マシュー小父さんのようなマスターが注文の品を持って登場。
相棒はマンゴーのタルトと珈琲、ボクは冷たい桃のパイと紅茶を。
お互いにちょびっとずつ交換して頂いたけれど、どちらもとても
美味しく顔緩むばかり♪(笑)

雨に濡れ、消費していた体力もこれで大分と回復出来たみたい。
穏やかな印象のマスターと少し言葉を交わし、ちょっと元気回復。
大仏切通へ@
・・・此処からボクの我が侭での脱線が思わぬ遠回りになってしまった。
大仏さんへと続く昔の道で「大仏切通」なるものがあるらしいぞ〜?と、
それを探し歩き出す。これが中々見付からず、わんこの散歩に出て
来た付近にお住いの方に訊ね、その通りに進むこと数十分。
史跡の標識があった為、この何の変哲も無い山道をそれと勘違い。
予備知識不足に加え、雨と鬱蒼とした緑に惑わされ見損ねてしまった。
折角、滑り易い急勾配の山道を下って此処まで来たのにね・・・(汗)
気付いたのは当然、帰ったからでありました。・・・口惜しいなぁ!!!
大仏切通へA 大仏切通・・・? アガパンサスの散歩道
大仏隧道 合歓 金橘・・・? 大仏さんの元へ
ともあれ更に山道を進み、山の住宅街の一角に出て、大仏さんの居る所まで逆戻り。
道々に咲く季節の花々に癒されながら、大仏隧道の方へ。
・・・このトンネルの上を歩いて来たのだと思うと、ちと奇妙な心地。
これを潜ってやっと大仏印の看板が見え、内心ほっと胸を撫で下ろす。
漸く辿り着いた時のは16時過ぎ...思い切り予定がズレてしまった・・・(汗)


門の向こう側にひょっこりとお顔の飛び出た大仏さんを発見し、笑み零る。
ようやっと此処まで辿り着いた!
ひょっこり! ちと前のめり? 円 巨大草鞋
鎌倉の大仏さん
上中左)天災の影響で少し前のめりの大仏さん

  右)大仏さんの内側
  うわぁ・・・と思わず声上げました
  何だかとても不思議な居心地でした

  下)明かり取り用の背中窓
  ・・・何だか羽根に見えるんですけど(笑)
  慈愛に満ちたお姿がちょっと可愛らしく
  思えたりして ^-^
胎内
天使の羽根?(笑) お背
奈良の大仏さんよりも小振りだけども、私的には此方の方が親近感を覚えた。
屋根が無く雨風に曝され、年月の刻まれたお姿に人間臭さを感じるのかも知れない。

はてさて、拝観時間ギリギリで地下胎内堂に入り、築造の歴史を垣間見ることができた。
大仏さんの内側を見られるなんて、他ではない事だけに少々興奮!

タイムアップで出てからも、色々な角度から拝見しその姿をカメラに収める。
でっかい(!)草鞋を見上げたり、土産物屋を覘いた後、お線香を一束供えて別れの一礼。
紫陽花と道案内 長谷寺前 庭先線路 力餅屋
さてさて最後に、江ノ電/極楽寺駅を目指し線路に沿って歩く。
庭のほんのちょい先に線路が走っている光景に思わず目を細める。
。。。何て長閑なんだろう^-^ 
そこをのんびりと横切る猫や地元の人の姿に、ふと微笑んだ。

途中、力餅屋さんへ立ち寄って菓子を買い求めたり、鎌倉十井の
星の井を写した後、極楽寺切通しと呼ばれる緩やかな坂道を上る。
もう少し季節が早ければ、直ぐ近くに在る紫陽花の名所:成就院へも
足を延ばしてみたかった。
星の井
江ノ電:極楽寺駅 10形レトロ車両 車窓から@ 車窓からA
緑に囲まれた小さな駅:極楽寺から憧れの江ノ電に初めて乗って、一人密かに盛り上がる(笑)
「何がどぉ?」って訳ぢゃないんですけどね...以前から憧れていた電車。
よくよく考えてみれば、ボクはこういう小規模系の電車に弱いみたい。
住宅の狭い隙間を走る、こんな感覚が堪らなく心の何処かを擽る。
鎌倉までの短い区間だったけど、走る姿を見、心地良く揺られ・・・と満喫したひとときだった。
横須賀線・E217系 Bセット 合体後 ハワイアンバーガー:KUA AINA
日も暮れて来たので、そろそろ宿へと移動。
鎌倉駅から荷物を抱え、雨に降られながら歩くこと約20分。
潮の香りと波の音...やっと宿に落ち着ける。
チェックインを済ませ、ひと休みしてから遅めの夕飯を取る為に再び外出。

幾つかある店から選んだのは、ハワイアンバーガーのお店:クア・アイナ。
初めての食でどんなものかとワクワクしながら入店。
席に着き、細かい注文表の中からアボカドバーガーの1/3LBバーガーセットと麦酒を注文。
バンズのバーガー・サラダ・1/2フレンチフライポテト、これにドリンクSサイズで\1160。
兎に角、野菜がたっぷりと使われたボリューム満点なセットだから、相応の価格帯かなと思う。
上下開いた状態で運ばれて来るバーガーは、巧く被せ合わせないと中身がはみ出して大変!(笑)
相棒はローストターキーのサンドウィッチセットを注文。
とてもおいしく、二人して口数少なく黙々、でもニコニコ♪な夕食となりました。
。。。持ち帰り用に“マヒマヒ”バーガーをラストオーダーし、宿でも楽しんだ程の気に入りよう!
広島にもお店がオープンしないかな〜!(因みにマヒマヒとは、和名「シイラ」という魚です)

宿に戻ってストレッチで歩き過ぎの身体を解し、明日の旅程の組み直してベッドへ。
何処へ行こうかな・・・とその夜もグルグルと考えてしまい、結局数時間しか眠れなかった・・・。
 
  鎌倉の旅/二日目@へ続く