[18切符の旅]山口・福岡/下関→門司港 : 海峡越え歩き旅〜07.睦月 壱拾日訪
相棒を送り出し、調べものなどをしていたら、気付けば出発の時間。
少々遅れてしまったので最寄り駅まで早歩きして電車に乗った。
昨夜もかなり遅くまで訪れたい場所のことや電車の時刻表を調べていた為
寝不足なことこの上無く、いつの間にか眠ってしまったようだ。
寝惚け眼で外を見ると乗換え駅の直ぐ手前まで来ていた。

車窓からの風景は日の光射す麗らかなもので、歩き回るには最適に思われた。
日向ぼっこしながら、また下関までひと眠り。眠ると4時間の旅もあっと言う間だ(笑)
お陰で寝不足も解消され、元気に歩く体力が整った。
陽光受けて
早朝オープン 夜行列車専用 迎えふぐ 下関駅名店街
今回は下関側から関門人道トンネルを歩き、門司港を目指す旅。
歩き出す前に夜行快速列車で帰郷していた頃を懐かしみ、ホーム内をうろうろ。
夜行列車しか停まらない4・5番ホームで、早朝に到着しても売っている名物のふぐめし。
一度だけ買って食べたことがある。軽い寝不足状態だと空腹なので、パクついたっけ(笑)
列車の出発迄に時間が有るので、夏場にはホームの水場で顔を洗ったり、歯を磨いたり。
今も似たようなものだけど、引越してからは18切符を使う夜行列車の旅はしなくなった。
故郷へも関西へも半日あれば辿り着けてしまうしね。
そう言う意味ではちょっぴり楽しみが減ったようで淋しい気もする。

そんな事を考えながら改札へ向うと、お澄まし顔のふぐがお出迎え。
憎めない表情に思わず笑み、一枚パチリ! やって来ましたよ〜♪と声を掛けて改札抜けて。
出発前にトイレ休憩。
下関駅舎内にある名店街はずっと同じ顔で、何だかほっとさせてくれる。
此処はこのまま変わらずに、のんびりとした時間の流れる場所だといいな。
駅前宮殿? 船のような・・・(駐車場) 海峡ゆめタワー 下関埠頭
街角ポトリッ! 海より 下関名物 アンカー広場より
駅を出発し、暫くすると徐々に空が曇り始めて来た。
苦笑しつ青空に映える海峡タワーを収め、海沿いの道を目指す。
埠頭には小型船が停留しており、珍しくて暫し見入る。

揺らぎ傾ぐ船の鳴き声と風になぶられた波の音、潮の匂い。
港町なのだなぁ...としみじみ思いつ足元に目を遣ると星ひとつ。・・・突いても動かぬ海星。
陽の射さぬ埠頭でちょっぴり淋しい心持ちになった。
旧秋田商会ビル
屋上庭園もあるエコロジーな建築物。
車道に面しているので、飛び出して
全体像を撮る訳にもいかず、分割写真
にして繋げてみた。
レトロモダンな建物だ ^-^

二階へ 白壁と障子と畳 和室のオルガン
螺旋階段 建物の思い出 歴史を刻む時計
レトロな建物の多い唐戸周辺。
前回葉書を投函した南部町郵便局も夜とは別の顔。
内部も見てみたくて、入ったついでに色んな記念切手を買った(笑)
道を挟んで隣接する旧秋田商会ビルは屋上に庭園があるモダンで興味深い建物。
下層階は見学可能なのでお邪魔してみた。因みに1Fは観光情報センターを兼ねている。
大好きな古い家の匂いがして、思わずウットリ(笑)
洋館なのに畳張りに障子戸と不思議な空間なれど、落ち着ける空気を醸し出していた。
機会があれば、屋上庭園へもお邪魔してみたいものだ。

建物の余韻に浸りつも空腹なのでふらふらと商店街へ。
ふぐ型の看板が可愛い^^ 甘い匂いに誘われて、ちびタイ焼きを一つ求めてパクリ!
南部町郵便局 記念切手いろいろ 唐戸商店街 ちびタイ焼きと狸どん
吽の象 引接寺三門 阿の象
駅の観光案内で貰った地図を頼りに商店街を抜けて暫くてぽてぽ。
静かな住宅街の中にぽつねんと在った引接寺。
三門の天井に立派な龍が居るとのことで足を運んでみたのだが
・・・両脇に控える阿吽の象も大変に魅力的。
ぅふぁー!!っと溜め息しつ三門を潜り、天井を見上げると
いらっしゃいました、凄む眼力の龍。...こりゃ、凄い迫力だ^^
薄暗くてちと見辛かったけれど、足を運んだ甲斐があった。

一枚ずつカメラに収め、ご挨拶してから次なる目的地へ。
天井の龍
朱社のトンネル 亀山八幡宮 入口番 お稲荷さんの烏天狗
沢山の狛犬さんが居ると言う亀山八幡宮へ。
ちと道に迷い、路地に入って進むと朱い鳥居のトンネルを発見。
此処かな?と階段を上ると立派なお稲荷さんのお社。
その足元に小さな烏天狗さんが居たのでご挨拶をして数枚パチリ!
色んな表情をした狛犬さんを収めつつ散策して行くと、海に面した
場所に河豚と亀の石像が...のんぼりとした雰囲気に思わず微笑む。
大きな銀杏の木を祀る社の手水場にも亀発見。
人身御供になったお亀さんを供養する為に植えられ、後に「お亀銀杏」と
呼ばれるようになったらしい。・・・何かと関わりがあるのだね。

ぼちぼちと日が傾き始めたので、先を急ぐことに。
お亀銀杏の亀さん
笑み狛さん 亀山八幡宮 笑み狛さん ふぐと亀
安全の碇 裏庭は海 母子像 哀しき地より
海岸沿いに進むと、程無くして赤間神宮が見えて来た。
安徳天皇の魂を鎮める為に建立された竜宮城のような建物。
道向かいにそれを眺め、ふと海に目を遣ると碇があった。
説明札によるとこれも同じ役目を果たし、航行の安全を見守っているらしい。
そのまま暫し海沿いを散策。
海に面した家並みを眺めて、高波の時は大丈夫なのかな?と思ったり、随分と近付いた
関門海峡大橋を見て、もう少しだな...と位置確認。

よしっ!っと振り返って神宮へ戻る途中に、幼子を包みこむように抱く母の像。
悲しい出来事の起きた場所なのだな...と改めて感じた。
幼き魂を守る者たち 赤間神宮 幼き魂を守る者たち 耳無し芳一像
赤間神宮 巨大絵馬 赤間神宮
夜のライトアップも美しかったけれど、日中に訪れるとまるで竜宮城のようだ。
宮島の厳島神社も海の城のようだけれど、此方はお伽話に登場するもののよう。
境内をふらふらと札に沿って奥に行くと平家の供養塔と耳無し芳一の像があった。
まるで生きているようなお顔、居住いに思わず息を呑む。
暫し呆けていたかもしれない(笑)
無作法かとも思ったが一枚だけ撮らせて貰い、深く一礼して神宮を後にした。
矢印灯台 乾いた星 大橋の袂にて 西の空
九州へと続く橋
神宮を出て目指すは関門トンネル人道。
ずんずくずくくっ!と海峡大橋を目印に歩きながら、ふと見ると
橋脚に続く丘の上に矢印型をした灯台のようなものを発見。
藪を掻き分け近付いて一枚パチリ!
丘を下りる時に足に蔦が絡んで転げかけ、一瞬ヒヤリ(汗)
こんな寄り道をしながら漸く橋桁の下に辿り着き、来た方を見ると
重たい雲を押し上げるような力強い夕焼け空。
(思わず分割写真を撮って繋げてしまった・・・笑)
釣りスペースから暫く景色を言葉も無く楽しみ、みもすそ川公園にて
源義経・平知盛戦いの像や長州砲を見てトンネル入口へ。

両雄像
出発! ノーフォーク公園より 県境〜中間地点
到着♪ 夕闇遠景
夜の色に溶けてゆく夕暮れの空・・・怖いけど目の離せない風景。遠くにタワーが見えた。
記念スタンプ
青の夜 門司港レトロへ

前に訪れた際に押し忘れていた記念スタンプ。 今回は忘れずに押してっと♪
やっと此処まで来たんだ〜☆と満足しつつ歩き出す。
写真には撮らなかったけど、トンネルの壁には魚たちや星座が描かれ中々に賑やかで楽しい道行。
よくよく考えてみれば、海底を歩いてるんだなぁ...としみじみ。
県境を飛び越えて、無事に九州に到着。スタンプの残り半分を押して、今回の目的達成〜!!


ライトアップされた大橋と対岸になった下関の夜景を楽しみながら、かつての線路に沿って
海風に吹かれながらライトにぽんわりと照らされた道を歩いた。
バナナマンと門司港レトロ ふぐ提灯 夜窓駅舎 甘い強壮剤・・・?
さぁ、帰るぞ!
海沿いに進み、門司港レトロにちょっとだけ立寄って。
・・・昨年は居なかった「バナナマン」なる像が(笑)
水面に映る夜景と共に記念撮影! 妙に絵になる...。
(後日友人より実際にこういう着ぐるみの人物が居るのだと教えて貰い笑ってしまった。)
ショーウィンドゥに映った門司港駅舎がきれいなのでパチリ!
駅前のコンビニでご当地品を求め、改札を潜ると可愛い河豚提灯。
発車まで余り時間が無く、ブレブレな写真になってしまった・・・。

カルピスのベリーカクテルはかなり甘かったけれどおいしかった。
歩き疲れた身体が少しは元気になったかも?(
・・・ただの酒呑み。笑)
(07.睦月記)