[青春18切符の旅] 山口/仙崎 : 海上アルプスと詩人の故郷へ 〜07.葉月 四日
親類の法要へ参列する為、八月初めに一週間程帰郷することに。
いつもの如く青春18切符で帰るので、何処へ立ち寄ろうか?と
考えていた時、偶々JRを利用した。
その際、目に留まった『みすず潮彩号』のリーフレット。
アールデコ調の車輌と車窓から楽しめるオーシャンビューに強く
惹かれ、7/1〜の運行と知り、旅の虫がムズムズ!(笑)

出発の前日、これまた偶然に街中で山口観光案内所を発見!
お得な割引クーポン付の観光マップも手に入れて、旅の準備は
万端♪ ワクワクしながら旅支度を整えた。
旅の切欠
・・・8/3出発の予定が台風接近の為、一日延期。
今回も雨と嵐に泣かされそうな旅始め(苦笑)

広島を出た頃にはまだ晴れ間の広がる空だった
けれど、山口に近付くにつれ薄曇りの空に・・・。
SLやまぐち号、発進!
蓮根畑の夏 山陽本線117系
乗り換えの新山口ではSLやまぐち号の出発時刻と重なったらしく
ホームには記念撮影を楽しむ沢山の人々の姿が。

・・・嗚呼、乗り換えにもう少し余裕があればなぁ〜!!
そんな思いで、時間を気にしつつも遠くのホームから一枚パチリ!

厚狭から長門市へと向かう美弥線は単線を走るワンマン電車。
駅も景色ものんびりとした風情。 時たま、こんな工場みたいな
大きな建築物があったりして、ちょっと不思議な心地にもなった。
美弥線
object 小さな停車駅 対向待ち 美弥線 キハ120系
目印は鯨 風見鯨 海上アルプス 乗船場界隈

今回の目的@:青海島を一周する遊覧船に乗って海上アルプス観光

長門市から仙崎までの電車を待つと遊覧船の出発に間に合わない!
そんな訳で、この駅でロッカーに荷物を預けて、バスで乗船場へ。
何とか出発数分前に到着出来たものの、本日は台風5号の影響で
一周コースから観音洞コースに変更となっていた(泣)
...こればっかりは仕方が無いよなぁ・・・と諦め、乗船することに。
シータス号でgo! 花津浦観音

バタバタとチケットを購入し
シータス号に乗り込む。
(割引チケットを確り活用♪)
船内よりも外で海を楽しもうと
最後尾のデッキ席へ。

・・・ん〜、曇ってるなぁ・・・。

青海大橋を潜り、波の橋立を
抜け、「花津浦観音」と呼ばれる
岩のある花津浦から黄金洞へ。

曇っていて、ちと分かり辛いが
確かに観音さまだ!
天に向かって手を差し伸べる、
そんな姿に見えた。

花津浦
観音洞コース 観音洞コース 観音洞コース
黄金洞
様々な形の岩を横切り、黄金洞に到着すると岩の上に人が(汗)
何やってんだ?と思ったら、記念撮影のカメラマン。
・・・お仕事とは言え、ほんにご苦労様です!(笑)


水位がもう少し低く、海がこんなに荒れていなければもっと
奥まで入れるそうだけれど、今日は船首を入れただけで岩に
打つかってしまいそう。
うひゃあ〜〜! かなり揺れるし、これはなかなかの迫力だ!!
黄金洞 黄金洞

最後に男女観音と観音洞を巡り、後はひたすら戻るのみ。
ぐんぐんとスピードを出して走る船尾で上がる飛沫を浴びながら
潮風に当たって海を満喫♪

バタバタと乗船し、曇り空だから大丈夫だろうと高をくくって
いたのが仇となり、確り日焼けしてしまった。
おまけに顔や腕がザラつくと思って舐めてみると潮だった(笑)
観音洞コース
観音岩 観音洞コース
潮吹きサービス♪
下船してのお楽しみは、シータス君の潮吹き。
写真では分かり辛いが、元気良く何度も潮を吹いていた。
アフターサービス(?)もバッチリだね♪

さて、戻った時には昼をとうに過ぎ、腹ペコ状態。
乗船場そばの海産物店がずらりと並ぶショップ青海島をぷらぷら・・・。
お魚コロッケ(「ギョロッケ」と言うらしい)に惹かれて入った
仙崎蒲鉾の製造直売店さんでお茶を勧められ、ひと休み。
冷たいお茶と熱いぎょろっけが空きっ腹に染み渡る〜!(笑)
台風の話なんぞし、試食して旨かった明太子入りと夏蜜柑の蒲鉾を
買い求め、お礼を言って仙崎の町散策に出発!
一服風景 熱々ぎょろっけ ずらり。
潮の香りと蝉の声 八坂神社(祇園社) 八坂神社(祇園社)
『私と小鳥と鈴と』のみすず時計とすれ違い、海沿いに進む。
石の鳥居がふと見えたので、そちらへ足を向けてみる。

鳥居を潜り、賑やかな蝉の鳴き声と高い樹木に包まれた参道を
てぽてぽ。
周囲は蒸し暑いのに、此処は清々しい匂いと空気が充ちていた。
ふぅ。。。っと、ひとつ深呼吸。こういう場所はほんとに落ち着く。
カラフルな社殿やご狛犬さんに挨拶して暫しぷらぷら。
私と小鳥と鈴と
一先ず、海沿いにぐるりと回ってみようと歩き出す。
“仙崎イカ”の看板を彼方此方で見掛け、非常に気になったけれど
昼の営業はとっくに終わり、軒並み準備中ばかりで諦めた(笑)

漁協を過ぎると橋が見えて来た。...はて、何処へ繋がるのかな?
渡っている時間は無いけれど、街灯のデザインが素敵だったので
ふらふら〜と近寄ると頭上でバサバサと羽音が・・・。
ぅぉっ!鳶が飛んで来た!!。。。やぁ、吃驚した〜(笑)
飛んで行かぬ内に、一枚記念撮影を^-^
飛来 弁天島へ
先程の橋は弁天島へと続いているらしい。
進んだ先に小さな船着場があり、そこから対岸のお社を
臨むことが出来た。

此処は捕鯨の町でもあり、あちらこちらで鯨を見掛ける。
どの鯨も妙に愛嬌のある顔で思わず笑んでしまう^-^
そんな文化を学べるくじら資料館が青海島にある。
・・・とても興味はあったものの、時間的に今回は泣く泣くパス・・・
電柱鯨
船着場より 笑う鯨
遍照寺 お昼寝中
手作り額@
郵便局 祭りの軒先 極楽寺
七夕飾り

柳みたいに長〜い七夕飾りに「おいでおいで」と誘われて
みすず通りを歩く。
海沿いをちとゆるりと歩き過ぎたようで、発車時刻までに余り
ゆとりが無く、お祭りの準備で賑わう町角をバタバタバタ・・・(汗)

何処も彼処もカラフルな七夕仕様に飾られた通りは、“宝物”を
ぎゅっと詰め込んだ宝石箱のようでふと微笑む。

暑い盛りを過ぎた涼しい風の通り道では、猫たちが気持ち
良さそうにお昼寝中。・・・ゴメンね、起こしちゃったかな?(汗)

町の家々に飾られた手製のみすずさんの詩額に温かな気持ちに
なった。
どの詩額もほのぼのとしていて、心が和むなぁ。。。^-^

炭火を起こしたり、食材の準備をしたりと忙しい屋台を横目に
夜まで居られたらどんなに楽しいだろうな〜?と軽く妄想に
耽りながら、てぽてぽ(笑)

ひたすらに・・・待つ。 手作り額A
telephone booth
金子みすず記念館 暑いね・・・ 七夕祭り
煙草屋の前にて、ちっちゃな仔猫と出逢った。
近くに母猫も居るのだけれど、この子はこの店の常連さんらしい。
屋主が扉を開けるのを、ただひたすらに見上げて待っていた。
...数分後、お店のおばあちゃんが帰宅。無事甘えられたみたい^-^

時間が無いと言いつつも、わんこやにゃんこには弱い訳で・・・(笑)

金子みすず記念館は涙を呑んで、店先を少し覘いただけ。
...必ず再び、この町を訪れるぞ!と強く思い、キョロキョロと
名残を惜しみつつ駅へと歩き続けた。
町角にて
仙崎駅 鯨のホーム 仙崎駅
今回の目的A:『みすず潮彩号』に乗って、夕景を楽しむ♪

昔のままの風情ある木造駅舎の仙崎駅を写し、無人の改札を潜り
壁や椅子に描かれた鯨や魚たちにふと微笑む。
やって来た電車の車掌(運転士)さんと挨拶を交わし、出発時刻まで
ホームをウロウロ。

列車は時間帯により始発駅が異なり、残念ながらボクが乗る時間に
仙崎始発の便はない。
なので一旦、長門市で乗り換え、始発の滝部まで長閑な田園風景を
眺めながらのんびりと移動。
仙崎駅にて
料金表 長門市駅にて 和みの風景
陽も少し傾き始め、暑さも和らいだ頃に滝部へ到着。
一時間近く待ち時間があり、駅から出て付近を散策してみる。
ぽつねんと観光案内所が在ったので、そこへお邪魔した。
気になっていた地の情報を得ることが出来、思わぬ収穫にニコニコ^0^
ひじき煎餅なんて面白そうなお菓子も見付け、思わず購入。
夏期延長の営業だったそうなので、有難い限りのひと時だった。

それでも時間が余り、駅の椅子でぼへぇ・・・と景色を眺めていると
部活帰りの高校生たちが入って来た。
ふと聴こえた彼らの会話に、同じ年齢だった頃の夏を思い出し
思わずニヤリと笑ってしまった(笑)
滝部駅
みすず潮彩号からの夕景@ 乗り換え 滝部駅
滝部からの絶景ポイントで、夕暮れ空を捉まえた♪
。。。見惚れて、シャッター押すの忘れかけた(笑)
みすず潮彩号からの夕景A みすず潮彩号
・・・夕陽で満足してしまい、とても素敵だった車内の様子を確り
撮り忘れ(苦笑)
今回はただただ『みすず潮彩号』に乗ってみたい!という思いで
動いた旅でした。
金子みすずさん縁のものが多く、少し予備知識を持ってから
訪れる方がより散策を楽しめそうです。
次回は是非とも町並みと青海島の中をゆるり歩いてみたい。

この地で求めた立派な夏蜜柑とご当地夏みかんかまぼこは実家への
お土産に^-^ 母上と共においしく頂きました。  (07.神無月記)
仙崎土産